鱧浪会

アカペラを通じた活動をしている鱧浪会のブログです。

ヴォーカル関西のアカペラ体験会へ参加する、ハモろう教室 課外授業編でした。

第2日曜日は、鱧浪会の勉強会「ハモろう教室」の日です。
今のところイレギュラーな日程変更もあれど、毎月定期的におこなっています。


2月からはじめたハモろう教室。
今回で早いものでもう6回目です。最少で3人での開催という時もありましたが、それでもなんとか続いています。バンザイ。
続けていくうちに見えてくるもの、学べることもあるだろうと思って今後も続けていければいいなと。

7月は課外授業「アカペラ体験会」へ参加


そんなハモろう教室は、毎回テーマも進行役も異なるので、その都度メンバーで考えています。
さて今回のハモろう教室のテーマは何にしようか、という話になりかけた頃、ちょうど同じ日程でアカペラの勉強会的なイベントが大阪でおこなわれることを知りました。
ヴォーカル関西主催の「アカペラ体験会」というイベントです。

なんたる偶然でしょう。
ということで、7月のハモろう教室は、課外授業となりました。
鱧浪会から10名ほどのメンバーで、新大阪へ「アカペラ体験会 リズム感向上編」に参加してきました。



ヴォーカル関西と大久保さんについて

さて、メンバーの9割が人見知りという、人見知りサークル鱧浪会ですが、ありがたいことにヴォーカル関西代表の大久保さんとは、面識があるメンバーもちらほらいました。
あぁよかった。参加する敷居が下がった。


ヴォーカル関西と大久保さんのプロフィールを、いただいたので掲載しておきます。

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ヴォーカル関西

「アカペラ」「声という楽器を使った楽器を使った音楽」の普及や技術向上を目指し、2016年10月に立ち上げ。音楽が楽しくなるようなアカペラ体験会を中心に企画中。

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大久保瞬

ヴォーカル関西代表。シンガー・アレンジャーとして活動する一方、ボーカルアジアのボランティアスタッフとしてアカペラを通じた国際交流にも力を入れている。

今回のアカペラ体験会

アカペラ体験会には、開催の目的があるようです。

  • アカペラを始めるきっかけとして
  • アカペラで奏でる音楽を楽しむきっかけとして
  • 音楽知識を得る機会として
  • "音""楽"を楽しむきっかけとして
  • アカペラシンガー同士の交流の場として
  • 一方向だけではなく、双方向への音楽交流の場にしたい。



ライブの場ぐらいしか交流の機会が少ないように感じるアカペラ界で、ライブ以外で関われるいい取り組みだなぁと感じます。
さて、そんなアカペラ体験会ではこんな内容がおこなわれました。



アカペラ体験会 Singin' A Cappella
7/9 (日) 第5回〜2時間で書ける!簡単アカペラアレンジの手順(リズム感向上編)〜
日時: 7/9 (日)
   開始 10:30
   終了 12:30
場所: 大阪市立青少年センター(KOKO PLAZA)ミニイベントルーム(別館1F)
プレゼンター: 大久保瞬(ヴォーカル関西 代表)
コンテンツ:
   1. リズム感向上トレーニング
   2. ロードマップ作成続編~リズムの記載
   3. アカペラアレンジ実践


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テーマはリズム感向上でした。
「リズム感向上がアカペラアレンジの引き出しを広げる」ということで、アカペラアレンジをおこなうための「リズム」という要素にスポットを当てて、そのプロセスを共有いただけたりできました。


リズム感向上トレーニング

まずはリズム感向上トレーニングから始まりました。

リズムが変わるだけで音楽のイメージは、ガラッと変わります。
音楽にはいろんなジャンルがありますが、リズムだけでボサノヴァ調になったり、ラテン調に聴こえたりと、リズムがとても大きく関わっています。
みたいな話を聞きながら、「Rhythm Etude」というリズムの練習曲を、全員で手を叩いたりしておこないました。


アレンジをしようとして、リズムをどう動かすかで挫折することも多々あるので、こういう知識を得られるのは大きいです。
リズム感の鍛え方がわからずに、楽譜からリズムを読み取るのが苦手な人も、音源を聴きながら手をたたくような練習をすることでスキルアップの良い教材となりそうです。


曲分析、ロードマップ

今回はアカペラ体験会の2時間の間に、実際にアレンジをおこなっていくプロセスを拝見できました。
曲を分析して、アレンジをおこなっていきやすいようにロードマップというものを作成していきます。

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曲分析では、曲の全体像を捉えて、小節数や特徴のある動きなどをメモしてロードマップを作っていきました。
今回はリズムにスポットを当てていることもあってか、リズムの強拍を可視化して、ベースやコーラスの各パートのアレンジを考えていくというやり方があることも知れました。

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曲分析をするだけではなくロードマップを作ることで、視覚的にわかりやすくなるし、バンドメンバーと共同アレンジをしたり、アレンジの意図などを共有しやすくなったりとメリットはとても多そうです。
アレンジ経験のない人にとっても、曲の分析をしてメンバーで共有しておくことで、よりよいアレンジへと繋げていけそうな気もします。
自分のパート以外のリズムも共有しておけると、他の人の流れや動きもわかりやすいし、そもそものリズムを取りやすくなりそうですね。



みんなで歌う

あっ、という間に仕上がっていくアレンジに置いていかれていましたが、大久保さんが考えたアレンジをその場でみんなで歌いました。
歌っている途中で、またリズムに変化を加えたアレンジに改良されたりしていたので、アレンジをしたことのない人間にとっても、アレンジをしているライブ感を実際に感じられる貴重な場でした。
ほんの少し、コーラスにアレンジを加えるだけでも印象が変わる様子も感じられました。

他の人のアレンジプロセスを実際に見る機会となったことで、「自分もできるかも!」という気持ちになれるのも大きいですし、普段自分が意識しないポイントに気づけたり意図を感じたりもできるので、視点や引き出しも広がりそうです。



まとめ

自分たちで回す「ハモろう教室」ですが、自分たちで回していくメリットもある一方で、他の人のチカラを借りれないというデメリットもあります。
今回、こうして課外授業というかたちをとることで、自分たちではできないことが学べたり、交流ができたりと大きいので、今後も課外授業編も行なっていきたいなと思っています。
ハモろう教室は、鱧浪会メンバーでなくても参加歓迎なので、ぜひまたお越しください!ただ、鱧浪会は2度参加するとメンバーになっちゃうという裏ルールがあったりするよ(会費など無いからデメリットはないかなと)。



あなたもわたしもハモろうかい?
みんなで一緒に鱧浪会。